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再発しやすいヘルペスにはバルトレックスを常備

笑顔の女性

ヘルペスには、口唇ヘルペスや性器ヘルペス及び帯状疱疹などの病態があります。
現在の治療薬では体内のヘルペスウイルスを完全に死滅させる事が出来ないために、1年間に何回も再発を繰り返す患者も多く、ヘルペス治療の第一選択薬とされるバルトレックスを常備している患者が数多くいます。
ヘルペスは、再発を繰り返すほど発症時の症状が軽くなる特徴に加え、再発を繰り返す事で再発の前兆症状を自覚する患者も多く、前兆症状の自覚と共に服用出来る様にバルトレックスを常備している患者が多いのです。

ヘルペス治療には、血中の医薬成分濃度を高濃度にする事で医薬効果を高める濃度依存性の治療薬では無く、必要最低限以上の医薬成分濃度をより長く維持する事で医薬効果を高める時間依存性の治療薬を用いられています。
従来のヘルペス治療薬は、1日5回程度服用が必要でした。
しかし、バルトレックスはバイオアベイラビリティを数倍に高めた事により服用回数が少なく常備しやすいので便利です。
バルトレックスは、抗生物質バラシクロビルを主成分とするDNAポリメラーゼ阻害薬です。
口唇ヘルペスや性器ヘルペスの治療時には1日2回の服用を5日~10日程度継続し、帯状疱疹の治療時には1日3回の服用を7日程度継続します。

バルトレックスは、主成分のバラシクロビルが肝臓でアシクロビルとアミノ酸のバリンに分解されます。
人間と病原菌の酵素によってアシクロビル3リン酸にリン酸化される事で医薬効果を発揮します。
アシクロビル3リン酸は、病原菌の遺伝子情報を管理する核酸の構成基質のデオキシグアノシン3リン酸と非常に良く似ている事からDNAポリメラーゼの働きにより置換反応を引き起こします。
置換反応が発生した事により正常なDNAの複製が阻害されると共に増殖を抑制する効果があります。
バルトレックスは、既に発症している症状を緩和及び改善させる医薬効果だけで無く、神経節の奥で休眠状態のヘルペスウイルスを減少させる医薬効果があり、性器ヘルペスの再発抑制治療にも処方されている治療薬です。

バルトレックスを服用できないケースとは

口唇ヘルペスや性器ヘルペス及び帯状疱疹などのヘルペスウイルスは一度、症状が消えても完全に体内から消えないため、再発しやすくなります。
再発しやすいヘルペスにはバルトレックスを常備した方が良いことは前記しましたが、バルトレックスを服用できないケースもあります。
また、副作用や同時に服用する際に注意しなければいけない医薬品もあるので注意が必要です。

どのような医薬品でも副作用が出る可能性がありますが、バルトレックスの主な副作用は倦怠感が出たり、吐き気、発熱、発疹などです。
これはバルトレックスの有効成分のバラシクロビルが肝臓で代謝され、体外に排出されるのですが、何らかの原因で体内に残ってしまうことが原因になります。
どのような医薬品でもそうですが重大な副作用としてアナフィラキシーショックがありますが、確率としては低いのでそれほど神経質にならなくても良いと思います。
ただ症状が出た場合は万が一があるのですぐに医師に相談しましょう。

バルトレックスには、有効成分のバラシクロビルが含まれていますが、そのバラシクロビル自体にアレルギーがある場合は服用することができません。
アレルギーの場合はアナフィラキシーショックなど重大な事態になりやすいので、必ず医師に相談することが必要です。

バラシクロビルは腎臓で代謝され体外に排出されますが腎臓に障害があったり腎臓の機能が弱っている場合、特に高齢者の場合は副作用リスクが通常よりも高くなるので注意しなければなりません。
体外に出されずに服用し続けるとバラシクロビルが溜まり続け副作用リスクが高くなるからです。

プロベネシドやシメチジン、ミコフェノール酸モフェチル、テオフィリンを含んだ薬を飲んでいる場合は併用すると副作用が出やすくなったり血圧が上がりやすくなるので注意が必要です。

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